”人間”  くまもと

今、日本が大きく変わろうとしている! 将来の子供たちに私達は、何を残すのか?私達に何が出来るのか?

倫理

鳩山首相所信表明演説番外編

18fd8a30.jpg鳩山首相の所信表明演説の中に気になる企業が紹介されています。

今日はその事を書きます。


 創業者である社長は、昭和34年の秋に、近所の養護学校の先生から頼まれて2人の卒業生を仮採用しました。

毎日昼食のベルが鳴っても仕事をやめない2人に、女性工員たちは「彼女たちは私たちの娘みたいなもの。私たちが面倒みるから就職させてやってください」と懇願したそうです。

そして、次の年も、また次の年も、養護学校からの採用が続きました。

 ある年、とある会でお寺のご住職が、その社長の隣に座られました。

社長はご住職に質問しました。

「文字も数も読めない子どもたちです。施設にいた方がきっと幸せなのに、なぜ満員電車に揺られながら毎日遅れもせずに来て、一生懸命働くのでしょう?」

 ご住職はこうおっしゃったそうです。

ものやお金があれば幸せだと思いますか」。

続いて、「人間の究極の幸せは四つです

愛されること

ほめられること

役に立つこと

必要とされること

働くことによって愛以外の三つの幸せが得られるのです」。

その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」、これは社長の実体験を踏まえた感想です。

 このチョーク工場は、従業員のうち7割が「障がい」という「試練」を与えられた、いわば「チャレンジド」の方々によって構成されていますが、粉の飛びにくい、いわゆるダストレスチョークでは、全国的に有名なリーディングカンパニーになっているそうです。

障がいを持った方たちも、あるいは高齢者も、難病の患者さんも、人間は、人に評価され、感謝され、必要とされてこそ幸せを感じるということを、この逸話は物語っているのではないでしょうか。

 私が尊敬するアインシュタイン博士も、次のように述べています。

 「人は他人のために存在する。何よりもまず、その人の笑顔や喜びがそのまま自分の幸せである人たちのために。そして、共感というきずなで結ばれている無数にいる見知らぬ人たちのために


仕事の本当の意味が、解ったような気がしました。

皆さんはどうですか。


気になる言葉08・10・21

f79b91e3.jpg今日の気になる言葉は、「プロ意識」です。

仕事によって給料を得る人は、「プロ」です。

プロとは「自らの職務に専門的な知識・技能を有し、強い自負心・探究心のもと社会的責任を全うする事」です。

広く社会に役立つものでなければ、「本当のプロの仕事」とはいえません。

本当のプロとは、「自分の仕事の意味をよく理解し」、その理解が、「社会的責任の自覚を生んだ人」なのです。

それは「自らに与えられた仕事の影響・責任・貢献がどこにあるかを知る事」でもあります。

最後に、「各人が社会的責任を自覚し、仕事のプロに徹する事で、人や社会や地域に貢献する事が出来る」と結んでいます。

まさにそうだと思います。

別の書類には、「価値意識が優れている人は常にピントが合っている」と書かれています。

「価値意識とは、己を知る・あるいは現状認識・必要性認識、そんな事を理解する事」だと思います。

私たちは、「ピントの合った本当のプロ」になりたいものです。

その為には、自分を磨く事を忘れてはなりません。

常に研鑽を続けましょう。

ドンマイ 社員諸君!!!

岩国市出直し市長選挙

選挙
3a143e42.jpg2008・02・04日経2・39面

今回の岩国市長選が何か気になる。

岩国は、普天間飛行場の空中給油機を岩国基地に受け入れる見返りに、2001年の芸予地震被害による庁舎立替費用として、国から49億円の補助金をもらう予定だったらしい。

その後厚木基地の空母艦載機59機の岩国移駐を市が反対したら、今年度交付予定の補助金35億円をカットしたらしい。

住民投票では87%が移駐反対らしい。

国は市が容認すれば135億円交付するらしい。

何で始めに決めた、空中給油機受け入れに対する補助金35億円を交付しないのだろう。

何か深いわけがあるのだろうが、約束を守らない国は国民から信頼されない。

がんばれ ニッポン!!!

防衛省改革

防衛省
be47c379.jpg2007・12・03日経2面

防衛省が装備品の輸入を、商社を通さず直接調達するようだ。

今回の不祥事に向けての改善策らしいが、本当に出来るのだろうか。

日本はいつも同じような問題で混乱しているようだが、私には分っている問題をあえて解決していない様に思える。

現在の調達部門における人員状況

 日本     600人

 アメリカ 35000人

 イギリス 29000人

 フランス 17000人

一概に比較できないが、人員でも問題が大きい。

一番の解決策は「第三者の監視委員会」を設置する事。

そして国民教育。

倫理観をしっかり持った国民を作ること。

がんばれ ニッポン!!!

寄付金

寄付
14aa989f.jpg2007・11・24日経1・3面

日本でも寄付に関する考え方が、変わろうとしている。

現在個人住民税の寄付金優遇の対象は、「自治体」「都道府県共同募金会」「日本赤十字」だけらしい。

ちなみに所得税では、国が認定する非営利組織(NPO)など約2万団体が対象。

来年末より公益性の有無を第三者機関が認定するようだ。

それに併せて今後は、自治体が独自に選ぶ制度を設けるらしい。

日本における寄付金総額は約7千億円、内法人が5千億円、個人が2千億円となる。

アメリカでの寄付金総額は約20兆円あり、日本の7千億円の30倍。

日本では、アメリカの寄付の3%ほどしかないらしい。

個人レベルでの比較では、僅か1%に過ぎないようだ。

国としては、寄付を財源とする公益法人が増えれば、政府からの補助金を減らせるメリットがあるようだが、どちらにしても寄付金制度を今後拡大すべきではなかろうか。

ちなみに欧米では寄付の機運が高まっているようだ。

がんばれ 地球人!!!

再生医療

再生医療
291db4ab.jpg2007・11・21日経1・3面

再生医療の分野が大きく進もうとしている。

京都大学が人の皮膚細胞から、新型の「万能細胞」を作ることに始めて成功したらしい。

この細胞は「iPS細胞」と言われるもので、人間の皮膚細胞を培養し、神経・筋肉・肝臓・骨・すい臓など約10種類の細胞に成長したらしい。

この分野は現在「胚性幹細胞(ES細胞)」・「クローンES細胞」などを使って研究が進められているが、この「iPS細胞」を使った方法が現時点では一番可能性が高いようだ。

私たちが生きている間に、自分の皮膚で心臓を再生し、弱ったものと取り替える時代が来るかもしれない。

がんばれ 研究者!!!

養育費不払い

家族
a480ce09.jpg2007・11・19日経35面

離婚した夫が、養育費を払わないケースが増えているようだ。

調査では養育費の取り決めをしている家族は約40%、実際支払っている男親は20%足らずらしい。

公正証書で養育費を取り決めていても、受け取れないケースが多いようだ。

この部分でも法整備の必要性を感じる。

海外では養育費の立て替や、徴収を代行する公的機関を設けている国もあるようだ。

この場合応じなければ、刑事罰を受ける事もあるようだ。

昔、友人の離婚立会人になった事があったが、公証人役場で「払わなければどうしようもない」と言われた。

そのときは「何で?」と思ったが日本ではそうらしい。

ちなみにその友人は最後まで責任を果したようだ。

がんばれ シングルマザー!!!

奨学金滞納

滞納グラフ
c4a8a2db.jpg2007・09・17日経1面

奨学金の滞納者が増えているようだ。

現在利用者は114万人、総額にして4兆7243億円。

3ヶ月以上の滞納者への貸し出し総額は2074億円。

利用者のモラルが低下している事は間違いないが、それだけで済ませていいものか。

大学に何のために行くのか。

大学で何をするのか。

卒業して何に役立てるのか。

教育の必要性を本当に話し合ってほしいものだ。

本質がぶれなければ、誤った方向には進みにくいものだ。

そしてリーダーの責任。

日本には長期的計画、実行システムがないように感じる。

学費  年間140万円×4年=560万円

生活費 年間120万円×4年=480万円

現在どれだけの世帯がこの金額を出せるだろうか。

学生のアルバイトは本質に反すると思うが、現在の状況ではしかたない。

若者には本当にがんばってほしい。

がんばれ 若者!!!

偽装牛肉の代償

牛肉
87505bab.jpg2007・09・02日経7面

日本生活共同組合連合会は、加盟50社の生協に約3億円の返金をしたようだ。

これは「ミートホープ」の偽装牛肉コロッケ問題に対する弁償的措置だ。

また各生協は、コロッケを買った組合員に返金している。

今後連合会は「加ト吉」に対し補償金を求めるようだ。

「加ト吉」と「ミートホープ」の間にも同じ事が起きる。

偽装牛肉で徳をしたものはだれもいない。

日本の「事前規制から事後監視」への変化は益々進む。

私たちは、今まで以上に倫理観を高める事が大事だ。

がんばれ ニッポン!!!

ネットカフェ

ネットカフェ
7316ad7d.jpg2007・08・28日経34面

最近免許書を出して会員にならなければ入れない「ネットカフェ」が増えているらしい。

犯罪対策と情報収集が企業の目的らしい。

個人情報保護の観点からは釈然としないが、これが世の中の流れか。

昨日の新聞には、民事訴訟での電子証拠開示の記事が記載されていた。

「Eディスかガリー」と呼ばれる手続きで、企業の不祥事にメールや会議記録を証拠として提出する義務があるらしい。

これは「ネットカフェ」と同じで、自分を守る観点から友好な手段だ。

世の中は既に、個人情報を出さずに自分を守ることから、個人情報を開示して自分を守る方向へ変化しているのか。

この問題も今後、各人が十分検討する必要がある。

どちらにしても、個人情報を守るための更なる法整備強化が必要だろう。

がんばれ ニッポン!!!

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