
17日から東京に行って来ました。
協力会の総会出席と、何人かの友人と情報交換をして来ました。
一人の友人は、昨年上場企業を退職し、おじさん(友人の父の弟)の会社に就職した50代の友人です。
このおじさん、80代で、150人ほどの中小企業の社長をしています。
2年ほど前に、息子さんが病死されたそうです。
生前その息子さん(友人の従兄弟)が病床で、「会社のこれからを考えると夜も眠れない」と友人に話したそうです。
友人が「自分が継ぐから」と言うと、従兄弟さんはニッコリほほえみ、ただ一言「今日からゆっくり眠れる」と言ったそうです。
ところが、その日から自分が眠れなくなったそうです。
本当に、中小企業経営は大変ですね!
先月で、彼の「中小企業後継者」としての1年がやっと終わりました。
2人で酒を酌み交わしながら、この1年を振り返り、語ってくれました。
今回の決算、大変だったそうです。
震災直後に取引先の要望で工場の改修工事をしたそうです。すると震災で、その会社が事業集約を進め、その会社の仕事がほとんど無くなったそうです。
追い討ちをかけたのが、夏の節電です。
製造に関わる中小企業の多くが節電の被害を受けています。
彼の会社の仕事の多くも無くなったそうです。
「中小企業の多くが急激な変化に対応出来ない」。
「原発を無くすべきとは思うが、社会への影響も考えてほしい!軽はずみな発言で泣かされるのは、いつも末端の人間達だ!」。
彼の切実な訴えに、唯々うなずくだけでした。
もう一人の友人からは、「放射能測定器」の輸入販売について相談を受けました。
1台数百万円するそうです。
彼はその測定器を、デモ用に先に仕入れて営業展開するそうです。
少し心配になりましたが、彼の熱意に圧倒されてしまいました。
彼は現在、数万円の測定器を販売しています。
私も1台買ってきました。
皆さんも必要な時はご相談ください、お貸しします。
今回の東京は良い勉強になりました。
他にも沢山情報がありましたが、又次回皆さんにお話しします。