
日経9・29
最近レアアースのことが紙面によく登場する。
尖閣諸島問題で、中国が日本に対する経済制裁として「レアアース」の輸出を制限している問題だ。
今日の記事には、「米・豪州・カザフ・ベトナムなどでレアアースの生産を拡大する」事が記されている。
この「レアアース」について調べてみると
レアアース(希土類元素)とは
21 Sc スカンジウム ・ 39 Y イットリウム ・ 57 La ランタン ・ 58 Ce セリウム ・ 59 Pr プラセオジム ・ 60 Nd ネオジム ・ 61 Pm プロメチウム ・ 62 Sm サマリウム ・ 63 Eu ユウロピウム ・ 64 Gd ガドリニウム ・ 65 Tb テルビウム ・ 66 Dy ジスプロシウム ・ 67 Ho ホルミウム ・ 68 Er エルビウム ・ 69 Tm ツリウム ・ 70 Yb イッテルビウム ・ 71 Lu ルテチウム
以上17元素の事を言う(原子番号・元素記号・呼び名)
希土類元素は化学的性質が互いによく似ている。
性質を若干異にするスカンジウムおよび天然に存在しないプロメチウム以外の元素は、ゼノタイムやイオン吸着鉱などの同じ鉱石中に相伴って産出し、単体として分離することが難しい。
そのため、混合物であるミッシュメタルとして利用されることも多い。
金や銀などの貴金属に比べて地殻に存在する割合は多いが、単独の元素を分離精製することが難しいため、2007年の現在でも「Rare=まれ」な元素である。
工業的には蓄電池や発光ダイオード、磁石などのエレクトロニクス製品の性能向上に必要不可欠な材料である。
と記されている。
現在中国が世界の97%を生産しているようだが、精製するのに多くの労力が必要であることと、環境を破壊する恐れがあるため、中国以外の国は生産していなかったようだ。
今回の事で改めて、世界が一つになることの意義を感じる。
この事を誰かが言わなければ、世界は戦争に進むかもしれない!
心配性のわたしは、そんな事を考える。