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菅首相の所信表明演説No5

 (財政健全化による「強い財政」の実現)

 九十年代に集中した巨額の公共事業や減税、高齢化による社会保障費の急増などで、財政は先進国で最悪の状況に陥っています。
国債発行に過度に依存する財政は持続困難です。
公的債務増を放置し、国債市場の信認が失われれば、財政破たんに陥るおそれがあります。
我が国の債務残高は巨額であり、財政健全化に向けた抜本的な改革に今から着手する必要があります。

 まず、無駄遣いの根絶を強力に進めます。
成長戦略を着実に推進します。
予算編成は、経済成長や雇用創出への寄与度も基準とした優先順位付けを行います。
これにより、経済成長を実現し、税収増を通じた財政の健全化につなげます。

 現状の新規国債の発行水準を継続すれば、数年のうちに債務残高はGDP比二百パーセントを超えることとなります。
そのような事態を避けるため、経済の将来展望を見据えつつ「中期財政フレーム」と中長期的な財政規律を明らかにする「財政運営戦略」を今月中に策定します。

 「財政健全化責任法案」、この重大な課題について、与党・野党の壁を越えた国民的な議論が必要ではないでしょうか。
超党派の議員により、「財政健全化検討会議」を創り、建設的な議論を共に進めようではありませんか。

がんばれ ニッポン!!!