
先月3月9日、佐渡トキセンターで、11羽のトキがテンに襲われ、うち9羽が死んだことは皆さんご承知の事と思う。
日本のトキは、2003年10月10日「キン」の死亡が確認され、日本産のトキは絶滅した。
ただし日本では、生物学的にはまったく同一種である中国産のトキを用いて人工繁殖を行っているため、日本におけるトキの扱いは「絶滅」ではなく「野生絶滅」とのこと。
現在日本には約160羽ほどのトキがおり、数羽が試験放鳥されている。
今回その内の一つがいが 卵2個を産卵したのを確認したものだ。
他にも、2つがいが産卵しているようで、自然界では昭和54年以来31年ぶりの出来事らしい。
学名を「Nipponia nippon 」、和名を 「トキ」と言い、現在世界に、中国の野生トキ 約700羽 、飼育トキ 約 600羽 、日本に飼育トキ124羽、野生トキ 約28羽 、韓国に飼育トキ5羽 がいるようだ。
自然再生のバロメーターでもある「トキ」、将来日本全国の空で羽ばたいてほしいものだ。
頑張れ ニッポン!!!
・今年は放鳥予定のトキがたくさんかみ殺されたとのニュースを聞いたときは心痛みました。
保護して管理している人たちの動揺はいかほどであったかと思いますが、保護管理区域の中での事故は管理責任があるのではとも思います。
私たちも他山の石でないようにしたいものです。