c3e5b5af.jpg 先日「人間尊重経営実践の道」をテーマに、中同協赤石相談役の講演を聞いてきました。

演題は「全社一丸体制の究極は、全天候型企業づくりにあり」でした。

まさに、今の経済状況の中での「企業経営に即した」講演です。

 では、「全社一丸体制」とはどんな状況を言うのでしょうか?

赤石相談役が言うには、「全社員が、自社の安定発展のために、自発的に、かつ、全体相協力しあいながら、知恵と力を最大限出し合う状態」だそうです。

まさにそうですね!

「社長も社員も一緒になって、同じ方向に向かって全力で突き進む事ですね!」

 では、なぜ、「全社一丸体制づくり」が必要なのでしょうか?

「企業の寿命は約30年」とよく言われます。

赤石相談役は、「今、100年に一度の危機と言うが、こんな事は10年に一度襲ってくる。」といっています。

経営危機は、こんなに頻繁に襲ってくるものですから、「全社一丸体制づくり」が必要なんですね!

 では、どうしたら、「全社一丸体制づくり」が出来るのでしょうか?

赤石相談役は、「全社一丸体制の基本は、労使の信頼関係」と言われています。

当然労使は、二人三脚で経営をしていかなければならないのですから、信頼関係は必要条件ですね。

しかし労使関係は、労働の対価(賃金)の部分で目的が相反するのですから、信頼よりも対立の方が自然なのかもしれません。

でもあえて、それを乗り越え「本当の信頼関係」を築く必要があるんですね!

その為には、「とことん社長が、社員と向かい合い」、「とことん社員の為の、本当の経営」をしなくてはいけないのですね!

とても良い話を聞きました。

ありがとうございました。