475b03f2.jpg昨日から京都で開かれている「中小企業問題全国研究集会」に参加しています。

今年のテーマは「同友会理念の生命力で時代の変化を乗り越えよう」

私は、第4分科会「地域の生き残りをかけた浜中町農協の挑戦」に参加しました。

石橋組合長の報告は、私の農協に対する考え方を根本から変えるものでした。

そして私たちの企業にもまだ打つ手がいくらでもあることに気づかせてくれました。

浜中町農協は北海道の北東に位置し、夏でも気温が20度ほどしかなく、牧草しか育たない地域だそうです。

その為農業は酪農しかなく、多くの町民が酪農にかかわっています。

農業経営の厳しい中、特色ある牛乳づくりに挑戦しています。

現在「ハーゲンダッツアイスクリーム」の原料の70%は浜中町農協のものだそうです。

浜中町農協は、ここまで来るのにたくさんの手を打っています。

それは、土壌・飼料・生乳の分析から始まり、牛乳のトレーサビリティを行うことにより、安心・安全な高品質の生乳生産を全組合員が取組み、ブランド化を成し遂げたこと。

それは、就農者研修牧場を設立し、新規就農者の受け入れに取り組み、酪農の空洞化・荒廃化を阻止したこと。

そして今、自然環境と共存した持続可能な酪農に挑戦していること。

それだけではありません。

生産基盤維持とともに、雇用創出、地域経済の活性化のために何ができるのか。

あらゆる手を打とうとしています。

まさに農協も中小企業です。

共通性があります。

地域づくりは中小企業の重要な役割です。

私たち中小企業が活性化すると、地域も活性化します。

自社を良くする取り組みと、地域をよくする取り組みに挑戦しましょう。

がんばれ 中小企業!!!