21e141a4.jpg今日から29日の衆院本会議における鳩山首相「施政方針演説」をシリーズで書きます。

皆さん勉強しましょう。


鳩山首相:施政方針演説

 1)はじめに

 生まれくるいのち、そして、育ちゆくいのちを守りたい。

 若い夫婦が安心出来・未来を担う子どもたちが希望を持てる社会を築いていかなければなりません。

 働くいのちを守りたい。

 全ての国民に、居場所と出番のある新しい共同体の一員として、活動していける社会をつくっていきたい。

 誰もが、地域で孤立することなく暮らしていける社会をつくっていかなければなりません。

 世界のいのちを守りたい。

 世界中の子どもたちが、飢餓や感染症、紛争や地雷によっていのちを奪われることのない社会、誰もが衛生的な水を飲むことができ、差別や偏見とは無縁に、人権が守られ基礎的な教育が受けられる、そんな暮らしを保障していかなければなりません。


 地球のいのちを守りたい。

 私たちは、地球の時間を驚くべき速度で早送りして、資源を浪費し、地球環境を大きく破壊し、生態系にかつてない激変を加えています。

人類が現在のような文明生活をおくることができる「残り時間」を短くしていることに、私たち自身が気づかなければなりません。

少しでも地球の「残り時間」の減少を緩やかにするよう、社会を挙げて取り組むこと、それが今を生きる私たちの未来への責任です。

かけがえのない地球を子どもや孫たちの世代に引き継ぐために、国境を超えて力を合わせなければなりません。

 私は、このような思いから、平成22(2010)年度予算を「いのちを守る予算」と名付け、これを日本の新しいあり方への第一歩として、国会議員の皆さん、そして、すべての国民の皆さまに提示し、活発なご議論をいただきたいと願っています。


今日の文面は、首相が基本的な考えを述べた部分ですので、この考えに沿って次回から詳しく書いていきます。