d77bb295.jpg昨日の新聞に、「国の借金」総額が2010年度末で973兆円を超えた事が記されている。

今日の新聞には、「国の債務超過」が2008年度状況で317兆円を上回る事が記されている。

私たちには、こんな数字はピンと来ないが、国民一人当たりで計算すると、973兆円は一人が750万円ほど借金していることになる。

317兆円は、一人当たり250万円となる。

少し理解できてきた。

もう少し整理してみよう。

Aさん宅に置き換えてみると

 *だんなさん45歳、年収が360万円

 *奥さん40歳、年収が180万円

 *結婚して20年

 *長男19歳・大学1年生

 *長女17歳・高校3年生

 *5年前に住宅を購入

この家族が、この20年間に、生活費が年収より総額1000万円(250万円×4人)オーバーしたことになる。

これは、毎年50万円支出が多い計算となる

計算式では

 (360万+180万)年間収入−(590万)年間支出×20年=1000万

となる

この20年間の超過支出分(1000万円)と、住宅購入借り入れ資金(2000万円)をあわせた3000万円を、銀行に借金している計算だ。

問題は、この借金がいっこうに減らない事だ。

減るどころか毎年増えている事が問題だ。

私たちも、もう少し国の借金について考えてみよう。