b71b4582.jpg今日の新聞には、「1ドル86円14年ぶりの高値」とある。

この1ヶ月ずっと不思議に思っていたが、やっと理解できた。

箇条書きで示すと

*ドルの先安感に対するドル受け皿としての円買い

*これまでの高金利通貨(オーストラリアドルなど)や・金買いから円買いへ

*その背景はドルと円の金利逆転

*政府・日銀の政策運営の無策

*追加金融緩和姿勢が、他主要国より弱い

*アラブ首長国連邦の商業不動産バブルの崩壊

*米国中小銀行の破綻の広がり

*米連邦貯金保険公社の破綻処理資金の枯渇

*米国の低金利政策の継続

*金利ゼロのドルを借り、原料や金等への投資ブーム

*日本のデフレ放置による実質金利の割高感

*金利差の円買いは、日本買いではない

*円高は輸出の腰を折りデフレに拍車をかける

*そうした懸念が日本株売りをさらに招く

*日本当局のそんなリスクへの無頓着ぶり

*これが日本政府の足元を見透かされる原因

*政府のデフレ認識への無対応

*マクロ経済運営に対する見取り図を立てられない政府

*デフレに対する金融政策なし

*企業の賃金絞り

*90円を超える円高では国内生産は厳しい

*80円に近づくと米国などへの生産移管

*研究開発拠点までも海外移転

*世界でもっとも日本が、経済に深刻な打撃を受けている

*これでは民意は政権に不信任を突きつける

こんなところか。

これでは、しばらくは変わらない。

どうする ニッポン!!!