274238ee.jpg昨日の続きを書きます。

発達障害は下記のように分類されるようです。


 知的障害

年齢相応の知的能力がなく、社会的自立の上で支援が必要とされるダウン症など、染色体異常によるものもあるが、原因が特定できないものも多い。人口の2−3%が該当する


 広汎性発達障害(自閉症)

1)社会性の障害(他者とのやりとりが苦手。他者の意図や感情が読み取りにくい)
2)コミュニケーションの障害(ことばの発達が遅れる。
  オウム返し。会話が一方的で自分の興味関心事だけ話す)
3)こだわり行動(興味の偏りと決まりきったパターンへの固執)
生後3年以内に上記の3つの兆候が同時にある場合,自閉症と診断される。自閉症の主たる兆候は幼児期に顕著。人口の1%程度が該当する。半数程度は知的障害をもたない高機能群である。


高機能広汎性発達障害 (アスペルガー症候群・高機能自閉症)

知的には標準またはそれ以上、自閉症と同じ幼児期兆候をもつが、発達するにつれて症状が目立たなくなる。しかし、中核症状である社会性の障害は軽くはなく、社会的自立においては大きな問題をもつ。特に、コミュニケーションの障害はあっても,言葉の発達が遅れなかった場合,アスペルガー症候群と呼ぶが、高機能自閉症と区別することは臨床的には意味がない。不器用もしくは手先がとても器用


学習障害(LD)

知的には標準またはそれ以上、学力の著しい偏り(読み・書き・計算などの一部だけができない)注意集中力や落ち着きがない場合もある。また、不器用な場合もある。人口の5%程度が該当するというデータもある。


注意欠陥多動性障害(ADHD)

1)注意集中が難しい
2)多動 ・落ち着きがない衝動的
3)思いついたら行動に移してしまう
上記の3つが同時にある場合に診断される。発達的な個性の場合だけでなく、環境条件が悪い場合にも同様の状態像を見せる。薬物療法が著効する場合もある。人口の3%程度が該当する。


私たちは障害者問題に関心が薄かった気がする。

上記データーで見ると、人口の13%ほどの人達が発達障害と診断されるようだ。

しかし問題は、グレーゾーンに居る人たちだ。

前回も書いたが、私ももしかしたらそうかもしれない。

社員さんの中にも居るかもしれない。

その社員さんを、私たちは「だめだ」と決め付けているかも知れない。

今回「発達障害」と言う言葉を知り、社員さんたちと向かい合うための心構えを再確認したいと思った。

日々勉強!!!