棚田
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「再生」

物を大事にする心は、非常に大事だと思う。

「再生」は、「永続」の前提にあるもので、「物を大事にする心」から発生すると思う。

日本のように資源のない国は、特に「物を大事にする能力」を育てなければいけない。

昔の日本人は皆そうだった。

棚田はその典型といえるものだ。

山間に農地(棚田)を開き、それを先祖から引き継ぎ大事に守ってきた。

壊れた石積みを、何度も組み直し守ってきた。

このとてつもない再生努力が、日本の農業を守ってきたのだ。

まさに再生は永続の基本をなすものだ。

それに比べ、アメリカのスラム街はその反対の行為から生まれた。

人間は町を作り、古くなると隣に新しい町を作る。

裕福な人々は引っ越し、貧しい人々はそこに残る。

この繰り返しにより、町はだんだん移動し、スラム街がどんどん増える。

こんなアンバランスな町はいつか崩壊する。

私達が願う原点はただひとつ、「永続」だ。

日本人には、まだ「戻ること」が出来る。

がんばれ ニッポン!!!