この学生は、日本に1年間留学して学び、フィンランドの企業に知識を提供したらしい!
ヨーロッパ28−2






この大学は職業専門学校で、日本で言う工業大・商業大に近いようだ。

フィンランドでは、大学と企業との関係を重視し、共に利用し合っている。

この関係は今後さらに進むが、併せて国際的関係にも力を入れているようだ。

現在日本に先生・留学生を送り、日本との関係を深めているようだ。

この大学は近く3校が合併し、メトロポリア大学と名前を変えるようだが、32の学士コース・7の修士コース・学生9500人の巨大校へと変身するようだ。

新大学は、時代に沿った人材育成や、プロフェッショナル作りに力を入れ、ヨーロッパ全体の向上を目指すとのこと。

この大学には、文化関連(メディア・ミュージック・アート)、医療関連、技術関連(自動車・通信)の3主力分野があり、これらが国内はもちろん世界の企業と連携し、実利を上げる取り組みを模索しているようだ。

この中で忘れてはならないのが、学生たちに専門分野だけの勉強をさせるのではなく、経営を学ばせ、起業家を育てることに力を入れている事だ。

また産業界からの要望で、大学の学習内容を、企業側・大学側・学生側の代表が集まり話し合うシステムがあるらしい。

その他には、会社に行きながら大学で勉強するシステムが充実していて、会社員でありながら学生と言う人たちが結構いるらしい。

今回の大学のレクチャは非常に参考になった。

フィンランドでのあらゆるシステムが、実利にあったもの、本質をずれないことに気を付けている事を感じた。

日本では、本質と行動がマッチしていない事柄が、あまりにも多くないだろうか。

中小企業憲章の必要性もこんな所にあるような気がした。

ドンマイ ニッポン!!!