イラクサ
8a9a848f.jpg2007・09・25日経38面

奈良公園に自生するイラクサについて、面白い報告が記載されている。

奈良公園のイラクサは、別の場所のそれと比べて「とげ」が50倍ほど多いらしい。

公園内に別の場所のイラクサを移植した実験では、4ヶ月ほどで全てのイラクサをシカが食べていたが、奈良公園に自生するイラクサは60%以上が残ったらしい。

イラクサのとげには、アレルギーを引起すヒスタミンなどが含まれ、皮膚炎を起こすらしい。

シかは1200年前に奈良公園に連れてこられたらしいので、イラクサはこの間にシカに食べられながら進化したことになる。

進化は、私が思っている以上に早いスピードで進んでいるようだ。

人間も環境に適応できるように進化する。

環境には多くの性質がある。

自然環境・生活環境・仕事環境・経済環境、上げれば限がない。

人間はこの多くの環境に左右される。

左右される本質は、適応すると言う事。

適応には順応と非順応がある。

このまるきり反対の決断上にある適応の共通点は永続である。

いわゆるこれが進化と言うものか。

進化の本質は、永遠に子孫を残す事。

わけの分からないことを書いたが、私の言いたい事は、もしかしたら現在の混迷した状況は、進化の本質である永続を選択した結果なのかもしれないと言う事だ。

そうあってほしいと願うばかりだ。

がんばれ ニッポン!!!