2188be84.jpg2007・01・30日経1・3面

国は「地方交付税交付金」の内、不足分を借り入れで補填してきた。

この借入額のうち「18兆7千億円」は国の責任で返済するものらしいが、2007年度に「1兆7千億円」を返済するらしい。

残りは今後60年かけて返済するようだが、毎年「3千億円」の返済が続くことになる。

残りの借入額「34兆円」は地方が返済する事になっているが、2006年度は「5千億円」返済し、その後20年かけて返済する計画らしいが、毎年「1兆7千億円」の返済が続くことになる。

上記を合わせた「53兆円」の借金は交付税特別会計に組み込まれるため、「隠れ借金」として批判されている。

ちなみに国債残高(国の借金)が2004年で「600兆円」あり、これも60年かけて返済する計画であり、毎年「10兆円」の返済が続くことになる。

現在地方の借金が400兆円あると言われており、この分の返済計画ははっきりしていないが、60年で返済するとすれば、毎年「6兆7千億円」の返済が続くことになる。

以上をあわせても我々は毎年「18兆7千億円」の返済を60年間続けることになる。

日本の国家予算は80兆円であり、これをサラリーマンに例えると、年収400万円のサラリーマンが100万円の住宅ローンを支払う事になる。

しかしこのサラリーマンは年収400万円の内150万円をサラ金で借金しており、実際には250万円しか収入がない。

なぜなら80兆円の内30兆円は国債収入だから。

いわゆる実質労働年収が250万円で100万円の住宅ローンを払い、サラ金から毎年150万円を借り続けていることになる。

貧乏性の私には気の遠くなる話だ。

がんばれ ニッポン国民!!!