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1d1cbe1f.jpg靖国問題に思う近隣外交
 *もう少し勉強したい*
先日靖国問題について、話を聞く機会があった。その中で、感じる部分があったので少し記したい。

日中国交正常化の原点は、「先の大戦の責任はA級戦犯にあり、一般の国民には責任はない」という理屈で中国が戦後賠償を放棄したことだ。

日本は戦後、東京裁判の判決を受け入れて国際社会に復帰した。

日本は敗戦国であり、中国は勝戦国である。

ドイツはナチスに罪を、日本はA級戦犯に罪を負ってもらった。

靖国神社は、東京裁判の考え方を否定するために、A級戦犯を合祀したと見れる。
本来合祀、分祀について国民的議論がなされてもよいのでは。

靖国神社は、一宗教法人であり、決定権は神社側にあるが、その生い立ちからして国家的性格がついて回る。

靖国神社が、一宗教法人に甘んじるなら、首相に参拝を求めるのはおかしいのでは。

遺族会の素直な思いは、「赤紙で引っ張られた戦死者と、戦場に引っ張っていった側の戦争指導者が、何で同じ扱いになるのか」と言う事だ。

靖国神社にまつられている人は、国の命令で戦地に赴き戦死した人に限られ、実態は追悼施設より顕彰施設に近い。
すべての戦争犠牲者を追悼する、別の施設があってもいいのでは。

こんな話を聞きながら、自分たちの不勉強さを痛感した講演だった。

私の義父は、シベリアに3年間抑留されました。義父は多くを語りませんが、決して東條を良くは思っていないように感じられる。

また、私の父の兄は、3人とも戦死しました。祖母は時々護国神社にお参りに行っていました。

日本人は、もう少し本当の事を議論すべきでは。

頑張れ 日本人!!!