”人間”  くまもと

今、日本が大きく変わろうとしている! 将来の子供たちに私達は、何を残すのか?私達に何が出来るのか?

2010年02月

人間尊重経営実践の道

c3e5b5af.jpg 先日「人間尊重経営実践の道」をテーマに、中同協赤石相談役の講演を聞いてきました。

演題は「全社一丸体制の究極は、全天候型企業づくりにあり」でした。

まさに、今の経済状況の中での「企業経営に即した」講演です。

 では、「全社一丸体制」とはどんな状況を言うのでしょうか?

赤石相談役が言うには、「全社員が、自社の安定発展のために、自発的に、かつ、全体相協力しあいながら、知恵と力を最大限出し合う状態」だそうです。

まさにそうですね!

「社長も社員も一緒になって、同じ方向に向かって全力で突き進む事ですね!」

 では、なぜ、「全社一丸体制づくり」が必要なのでしょうか?

「企業の寿命は約30年」とよく言われます。

赤石相談役は、「今、100年に一度の危機と言うが、こんな事は10年に一度襲ってくる。」といっています。

経営危機は、こんなに頻繁に襲ってくるものですから、「全社一丸体制づくり」が必要なんですね!

 では、どうしたら、「全社一丸体制づくり」が出来るのでしょうか?

赤石相談役は、「全社一丸体制の基本は、労使の信頼関係」と言われています。

当然労使は、二人三脚で経営をしていかなければならないのですから、信頼関係は必要条件ですね。

しかし労使関係は、労働の対価(賃金)の部分で目的が相反するのですから、信頼よりも対立の方が自然なのかもしれません。

でもあえて、それを乗り越え「本当の信頼関係」を築く必要があるんですね!

その為には、「とことん社長が、社員と向かい合い」、「とことん社員の為の、本当の経営」をしなくてはいけないのですね!

とても良い話を聞きました。

ありがとうございました。

ツキを呼ぶ言葉

88a3c362.jpg今日の「職場の教養」には、「ツキを呼ぶ言葉」があることが書かれています。

皆さんがよく知っている言葉、「ありがとう」がそれだそうです。

そうですね!

私たちは、つらい時にはつい「愚痴」を言ってしまいます。

頭では理解しているのに、文句タラタラ!

その時「ありがとう」と言ったらどうでしょう。

自分の心のモヤモヤも吹き飛び、スカッとすると思いませんか。

相手もうれしいですよね!

私もなかなかそれが出来ません!

しかし変えなくてはいけませんね。

世の中が、厳しくなればなるほど「愚痴」が出ます。

こんな世の中だからこそ、プラス思考で明るく「ありがとう」で行きたいものです。

ドンマイ 社員諸君!!!

原子力発電

e593dc74.jpg今日の新聞に、アメリカで原発新設再開の記事があります。

アメリカは、30年ぶりに原子力発電所を作るようです。

原子力発電所建設は、世界的流れです。

今日は作ることの賛否ではなく、このことがどうゆう影響を与えるか考えて見ましょう。

先ず原料についてですが、当然原子力発電はウランなどで、火力発電は石炭・石油が中心です。

同一発電量から見たこれらの原料を作り出す生産コストには、大きな差があります。

これは労働力の投入差が大きい事を意味します。

必然的に雇用が減ることになるでしょう。

原料生産設備から見ても大きな差があるでしょう。

これらを考えると、石炭・石油から新エネルギーに変わる事は、雇用の大きな減につながるのです。

別の記事では、石油精製設備の削減と書かれています。

これからの日本の産業は、環境投資に力を入れれば入れるほど小さくなっていくのです。

私たちの仕事は、確実に減ります。

雇用も確実に減ります。

30年後を考えると私たちの仕事は、新しい仕事、それも関連はあるがまったく違う仕事に転換していく必要があります。

今から取り組んでいきましょう。

ドンマイ 社員諸君!!!

経営革新会議

f62b5444.JPG2月13日に同友会の「経営革新会議」に参加してきました。

「経営革新会議」とは、中小企業における近年の経営環境の厳しさに対して、新たな事業展開をどのように図るかを研究する部門です。

我が社もここに来て、非常に厳しい経営環境に直面しつつあります。

今回私と川内副社長と松村業務担当取締役が参加してきました。

現在の日本では、全産業の2/3が成熟産業であることや、毎年約74万人の人口減少が続いている事は、皆さんご承知と思います。

我が社も今まで、ある程度準備はしてきたつもりでしたが、勉強するほどに考えの足りなさを感じています。

こんなときは、何かで一番になる事が大事だと思います。

キーワードは

安心・安全・健康

経営革新はやはり、本業に沿ったもので将来当社の柱となりうる事業だと思います。

我が社の強み・弱みを十分検討し、やれる事から確実に実行していきます。

皆さんも、良いアイデアがあったら提案願います。

ドンマイ 社員諸君!!!

中小企業問題全国研究集会

475b03f2.jpg昨日から京都で開かれている「中小企業問題全国研究集会」に参加しています。

今年のテーマは「同友会理念の生命力で時代の変化を乗り越えよう」

私は、第4分科会「地域の生き残りをかけた浜中町農協の挑戦」に参加しました。

石橋組合長の報告は、私の農協に対する考え方を根本から変えるものでした。

そして私たちの企業にもまだ打つ手がいくらでもあることに気づかせてくれました。

浜中町農協は北海道の北東に位置し、夏でも気温が20度ほどしかなく、牧草しか育たない地域だそうです。

その為農業は酪農しかなく、多くの町民が酪農にかかわっています。

農業経営の厳しい中、特色ある牛乳づくりに挑戦しています。

現在「ハーゲンダッツアイスクリーム」の原料の70%は浜中町農協のものだそうです。

浜中町農協は、ここまで来るのにたくさんの手を打っています。

それは、土壌・飼料・生乳の分析から始まり、牛乳のトレーサビリティを行うことにより、安心・安全な高品質の生乳生産を全組合員が取組み、ブランド化を成し遂げたこと。

それは、就農者研修牧場を設立し、新規就農者の受け入れに取り組み、酪農の空洞化・荒廃化を阻止したこと。

そして今、自然環境と共存した持続可能な酪農に挑戦していること。

それだけではありません。

生産基盤維持とともに、雇用創出、地域経済の活性化のために何ができるのか。

あらゆる手を打とうとしています。

まさに農協も中小企業です。

共通性があります。

地域づくりは中小企業の重要な役割です。

私たち中小企業が活性化すると、地域も活性化します。

自社を良くする取り組みと、地域をよくする取り組みに挑戦しましょう。

がんばれ 中小企業!!!

鳩山首相施政方針演説No7

a1527fff.jpg 今回で最後となる、鳩山首相施政方針演説No7です


7)むすび

 いのちを守りたい。

 私の友愛政治の中核をなす理念として、政権を担ってから、かたときも忘れることなく思い、ますます強くしている決意です。

 今月17日、私は、阪神・淡路大震災の追悼式典に参列いたしました。

 式典で、16歳の息子さんを亡くされたお父様のお話を伺いました。

 地震で、家が倒壊し、2階に寝ていた息子ががれきの下敷きになった。

 積み重なったがれきの下から、息子の足だけが見えていて、助けてくれというように、ベッドの横板をとん、とん、とんとたたく音がする。

 何度も何度も助け出そうと両足を引っ張るが、がれきの重さに動かせない。
 やがて、30分ほどすると、音が聞こえなくなり、次第に足も冷たくなっていくわが子をどうすることもできなかった。

 「ごめんな。助けてやれなかったな。痛かったやろ、苦しかったやろな。ほんまにごめんな。」

 息子さんが目の前で息絶えていくのを、ただ見ていることしかできない無念さや悲しみ人の親なら、いや、人間なら、誰でも分かります。

 災害列島といわれる日本の安全を確保する責任を負う者として、防災、そして少しでも被害を減らしていく「減災」に万全を期さねばならないとあらためて痛感しました。

 混乱した状況にあっても、略奪行為といったものはほとんどなかったと伺います。

 みんなで力を合わせ、人のため、社会のために努力したのです。

 あの15年前の、不幸な震災が、しかし、日本の「新しい公共」の出発点だったのかもしれません。

 今、災害の中心地であった長田の街の一画には、地域のNPO法人の尽力で建てられた「鉄人28号」のモニュメントが、その雄姿を見せ、観光名所、集客の拠点にさえなっています。

 いのちを守るための「新しい公共」は、この国だからこそ、世界に向けて、誇りを持って発信できると私はそう確信しています。

 人のいのちを守る政治、この理念を実行に移すときです。

 子どもたちに幸福な社会を、未来にかけがえのない地球を引き継いでいかねばなりません。

 国民の皆さま、議員の皆さん、輝く日本を取り戻すため、共に努力してまいりましょう。

 この平成22(2010)年を、日本の再出発の年にしていこうではありませんか。



今年は、日本にとっても世界にとっても大変重要な年です。

世界にむけては

*安全  *日米問題  *近隣諸国関係

*貿易  *環境

あらゆる問題の方向性を明確にする年です。

国内的においては

*景気  *少子化  *高齢化

*教育  *技術  *格差

あげれば限が無いほどの問題を抱えています。

我が社の経営も大変なときを迎えています。

この危機を乗り超えるには、社員の心を一つにして全員で協力していくしかないと思っています。

国も同じです。

前向きの審議をして、将来の日本をしっかりした国にしてほしいと思います。

頑張れ ニッポン!!!

鳩山首相施政方針演説No6

f2906313.jpg今日は、鳩山首相施政方針演説No6です

 6)世界に新たな価値を発信する日本

 (文化融合の国、日本)

 古来より、日本は、大陸や朝鮮半島からこの海を渡った人々を通じて多様な文化や技術を吸収し、独自の文化と融合させて豊かな文化をはぐくんできました。

 近現代の日本も和魂洋才という言葉の通り、東洋と西洋の文化を融合させ、欧米先進諸国へのキャッチアップを実現しました。

 こうした文化の共存と融合こそが、新たな価値を生み出す源泉であり、それを可能にする柔軟性こそが日本の強さです。

自然環境との共生の思想や、木石にも魂が宿るといった伝統的な価値観は大切にしつつも、新たな文化交流、その根幹となる人的交流に積極的に取り組み、懸け橋としての日本、新しい価値や文化を生み出し、世界に発信する日本を目指していこうではありませんか。

 (東アジア共同体のあり方)

 昨年の所信表明演説で、私は、東アジア共同体構想を提唱いたしました。

 アジアにおいて、数千年にわたる文化交流の歴史を発展させ、いのちを守るための協力を深化させる、「いのちと文化」の共同体を築き上げたい。

 この構想の実現のためには、さまざまな分野で国と国との信頼関係を積み重ねていくことが必要です。

 その意味で、揺るぎない日米同盟は、その重要性に変わりがないどころか、東アジア共同体の形成の前提条件として欠くことができないものです。

 初代常任議長を選出し、ますます統合を深化させる欧州連合とは、開かれた共同体のあり方を、共に追求していきたいと思います。

 (いのちと文化の共同体)

 東アジア共同体の実現に向けての具体策として、特に強調したいのは、いのちを守るための協力、そして、文化面での交流の強化です。

 地震、台風、津波などの自然災害は、アジアの人々が直面している最大の脅威の一つです。過去の教訓を正しく伝え、次の災害に備える防災文化を日本は培ってきました。これをアジア全域に普及させるため、日本の経験や知識を活用した人材育成に力を入れてまいります。

 新型インフルエンザをはじめとするさまざまな情報を各国が共有し、協力しながら対応できる体制を構築していきます。

 人道支援のため米国が中心となって実施している「パシフィック・パートナーシップ」に、今年から海上自衛隊の輸送艦を派遣し、太平洋・東南アジア地域における医療支援や人材交流に貢献してまいります。

 (人的交流の飛躍的充実)

 昨年の12月、私はインドネシアとインドを訪問いたしました。

 いずれの国でも、国民間での文化交流事業を活性化させ、特に次世代を担う若者が、国境を超えて、教育・文化、ボランティアなどの面で交流を深めることに極めて大きな期待がありました。

 この期待に応えるために、今後5年間で、アジア各国を中心に10万人を超える青少年を日本に招くなど、アジアにおける人的交流を大幅に拡充すると共に、域内の各国言語・文化の専門家を、相互に飛躍的に増加させることにより、東アジア共同体の中核を担える人材を育成してまいります。

 APECの枠組みも、今年の議長として、充実強化に努めてまいります。

 (日米同盟の深化)

 今年、日米安保条約の改定から50年の節目を迎えました。

 激動の半世紀にあって、日米安全保障体制は、質的には変化を遂げつつも、わが国の国防のみならず、アジア、そして世界の平和と繁栄にとって欠くことのできない存在でありました。

 私とオバマ大統領は、日米安保条約改定50周年を機に、日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させることを表明しました。

 わが国が提出し、昨年12月の国連総会において採択された「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」には、米国が初めて共同提案国として名を連ねました。

 「核のない世界」の実現に向け、日米が協調して取り組む意義は極めて大きいと考えます。

 普天間基地移設問題については、米国との同盟関係を基軸として、わが国、そしてアジアの平和を確保しながら、沖縄に暮らす方々の長年にわたる大変なご負担を少しでも軽くしていくためにどのような解決策が最善か、沖縄基地問題検討委員会で精力的に議論し、政府として本年5月末までに具体的な移設先を決定することといたします。

 気候変動の問題については、地球環境問題とエネルギー安全保障とを一体的に解決するための技術協力や共同実証実験、研究者交流を日米で行うことを合意しています。

 日米同盟全体を、両国のみならずアジア太平洋地域、さらには世界の平和と繁栄に資するものとしてさらに発展させてまいります。

 (アジア太平洋地域における2国間関係)

 アジア太平洋地域における信頼関係の輪を広げるため、日中間の戦略的互恵関係をより充実させてまいります。

 日韓関係の、世紀をまたいだ大きな節目の今年、過去の負の歴史に目を背けることなく、これからの100年を見据え、真に未来志向の友好関係を強化してまいります。

 ロシアとは、北方領土問題を解決すべく取り組むとともに、アジア太平洋地域におけるパートナーとして協力を強化します。

 北朝鮮の拉致、核、ミサイルといった諸問題を包括的に解決した上で、不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を実現する。

 具体的な行動を北朝鮮から引き出すべく、6者会合をはじめ関係国と一層緊密に連携してまいります。

 拉致問題については、新たに設置した拉致問題対策本部のもと、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府の総力を挙げて最大限の努力を尽くしてまいります。

 (貧困や紛争、災害からいのちを救う支援)

 飢餓や貧困にあえぐ人々、故郷に戻れない生活を余儀なくされる難民の人々、国際的テロで犠牲になった人々、自然災害で住む家を失った人々、こうした人々のいのちを救うために、日本に何ができるのか、そして何が求められているのか。

 今回のハイチ地震の惨禍に対し、わが国は、国連ハイチ安定化ミッションへの自衛隊の派遣と約7000万ドルにのぼる緊急・復興支援を表明しました。

 国際社会の声なき声にも耳を澄まし、国連をはじめとする国際機関や主要国と密接に連携し、困難の克服と復興を支援してまいります。



頑張れ ニッポン!!!

鳩山首相施政方針演説No5

494c923d.jpg今日は、鳩山首相施政方針演説No5です


 5)課題解決に向けた責任ある政治

 政府が旧態依然たる分配型の政治を行う限り、ガンジー師のいう「理念なき政治」のままです。

 新たな国づくりに向け、「責任ある政治」を実践していかなければなりません。

 (「戦後行政の大掃除」の本格実施)

 私たちは、これまで財務省主計局の一室で官僚たちの手によって行われてきた予算編成過程の議論を、民間の第一線の専門家の参加を得て、事業仕分けという公開の場で行いました。

 「戦後行政の大掃除」は、しかし、まだ始まったばかりです。

 今後も、さまざまな規制や制度のあり方を抜本的に見直し、独立行政法人や公益法人が本当に必要なのか、「中抜き」の構造で無駄遣いの温床となっていないか、監視が行き届かないまま垂れ流されてきた特別会計の整理統合も含め、事業仕分け第2弾を実施します。

これらすべてを、聖域なく、国民目線で検証し一般会計と特別会計を合わせた総予算を全面的に組み替えていきます。

 行政刷新会議は法定化し、より強固な権限と組織によって改革を断行していきます。

 (政治主導による行政体制の見直し)

 省庁の縦割りを排し、国家的な視点から予算や税制の骨格などを編成する国家戦略局を設置するほか、幹部人事の内閣一元管理を実現するために内閣人事局を設置し、官邸主導で適材適所の人材を登用します。

 こうした改革を断行するため、政府と与党が密接な連携と役割分担のもと、政府部内における国会議員の占める職を充実強化するための関連法案を今国会に提案いたします。

 税金の無駄遣いの最大の要因である天下りあっせんを根絶することはもちろん、「裏下り」と揶揄(やゆ)される事実上の天下りあっせん慣行にも監視の目を光らせて国民の疑念を解消します。

 国家公務員の労働基本権のあり方や、定年まで勤務できる環境の整備、給与体系を含めた人件費の見直しなど、新たな国家公務員制度改革にも速やかに着手します。

 (政治家自ら襟を正す)

 こうした改革を行う上で、まず国会議員が自ら範を垂れる必要があります。

 国会における議員定数や歳費のあり方について、会派を超えて積極的な見直しの議論が行われることを強く期待します。

 政治資金の問題については、私自身の問題に関して、国民の皆さまに多大のご迷惑とご心配をおかけしたことをあらためておわび申し上げます。

 政治資金のあり方が、国民の皆さまから見て、より透明で信頼できるものとなるよう、企業・団体献金の取り扱いを含め、開かれた議論を行ってまいります。



明日が最後です。

お楽しみに

頑張れ ニッポン!!!

鳩山首相施政方針演説No4

aedc2350.jpg今日は、鳩山首相施政方針演説No4です


4)危機を好機に−フロンティアを切りひらく

 (いのちのための成長を担う新産業の創造)

 私たちが目指す新たな「成長」は、日本経済の質的脱皮による、人間のための、いのちのための成長でなくてはなりません。

 この成長を誘発する原動力が環境・エネルギー分野と医療・介護・健康分野における「危機」なのです。

 私は、温室効果ガスを1990年比で25%削減するとの目標を掲げました。
この変革こそが、必ずや日本の経済の体質を変え、新しい需要を生み出すチャンスとなるのです。
日本の誇る世界最高水準の環境技術を最大限に活用した「グリーン・イノベーション」を推進します。

 地球温暖化対策基本法を策定し、環境・エネルギー関連規制の改革と新制度の導入を加速するとともに、「チャレンジ25」によって、低炭素型社会の実現に向けたあらゆる政策を総動員します。

 医療・介護技術の研究開発や事業創造を「ライフ・イノベーション」として促進し、利用者が求める多様なサービスを提供するなど、健康長寿社会の実現に貢献します。

 (成長のフロンティアとしてのアジア)

 環境問題、都市化、少子高齢化など、日本と共通の深刻な課題を抱えるアジア諸国と、日本の知識や経験を共有し、ともに成長することを目指します。

 例えば、スマートグリッドや大量輸送、高度情報通信システムを共有し、地域全体で繁栄を分かち合います。

 日本の魅力を磨き上げ、訪日外国人を2020年までに2500万人、さらに3000万人まで増やすことを目標に、総合的な観光政策を推進します。

 アジア、さらには世界との交流の拠点となる空港、港湾、道路など、真に必要なインフラ整備については、厳しい財政事情を踏まえ、民間の知恵と資金も活用し、戦略的に進めてまいります。

 (地域経済を成長の源に)

 もうひとつの成長の新たな地平は、国内それぞれの地域です。

 11年ぶりに地方交付税を1・1兆円増と大幅に増額するほか、地域経済の活性化や雇用機会の創出などを目的とした2兆円規模の景気対策枠を新たに設けます。

 わが国の農林水産業を、生産から加工、流通まで一体的にとらえ、新たな価値を創出する「6次産業化」を進めることにより再生します。

 世界に冠たる日本の食文化と高度な農林水産技術を組み合わせ、森林や農山漁村の魅力を生かした新たな観光資源・産業資源をつくり出すのです。政府としてそれをしっかりと応援しながら、食料自給率の50%までの引上げを目指します。

 地域経済を支える中小企業は日本経済の活力の源です。その資金繰り対策に万全を期するほか、「中小企業憲章」を策定し、意欲ある中小企業が日本経済の成長を支える展望を切りひらいてまいります。

 高速道路の無料化については、来年度から社会実験を実施し、その影響を確認しながら段階的に進めてまいります。

 ユニバーサルサービスを法的に担保するとともに、現在の持ち株会社・4分社化体制の経営形態を再編するなど、郵政事業の抜本的な見直しを行ってまいります。

 (地域主権の確立)

 地域のことは、その地域に住む住民が責任をもって決める。

 地域主権戦略の工程表に従い、政治主導で集中的かつ迅速に改革を進めます。

 地方に対する不必要な義務付けや枠付けを、地方分権改革推進計画に沿って一切廃止すると共に、道路や河川等の維持管理費に係る直轄事業負担金制度を廃止します。

 地域主権を支える財源についても、今後、ひも付き補助金の一括交付金化、出先機関の抜本的な改革などを含めた地域主権戦略大綱を策定します。

 「緑の分権改革」を推進すると共に、情報通信技術の徹底的な利活用による「コンクリートの道」から「光の道」への発想転換を図り、新しい時代にふさわしい地域のきずなの再生や成長の基盤づくりに取り組みます。

 (責任ある経済財政運営)

 経済財政運営の最大の課題は、日本経済を確かな回復軌道に乗せることです。

 二つの予算により切れ目ない景気対策を実行するとともに、特にデフレの克服に向け、日本銀行と一体となって、より強力かつ総合的な経済政策を進めてまいります。

 今回の予算においては、目標としていた新規国債発行額約44兆円以下という水準をおおむね達成することができました。

 政権政策を実行するために必要な約3兆円の財源も、事業仕分けを反映した既存予算の削減や公益法人の基金返納などにより捻出(ねんしゅつ)できました。

 将来を見据え、本年前半には、複数年度を視野に入れた中期財政フレームを策定すると共に、中長期的な財政規律のあり方を含む財政運営戦略を策定し、財政健全化に向けた長く大きな道筋をお示しします。



小沢幹事長が不起訴となりました。

今回の資金疑惑は納得は出来ませんが、そんな事で日本経済を停滞させてほしくありません。

先ずは予算を成立させ、デフレスパイラルから日本経済を脱却させる事が重要です。

民主党の政策が良いかは解りませんが、今回の演説には「中小企業憲章」の策定が明記されました。

経済の立ち直りに期待します。

頑張れ ニッポン!!!

鳩山首相施政方針演説No3

4204e987.jpg 鳩山首相施政方針演説No3です


3)人のいのちを守るために

 来年度予算を「いのちを守る予算」に転換しました。

公共事業予算を18・3%削減すると同時に、社会保障費は9・8%増、文教科学費は5・2%増と大きくメリハリをつけた予算編成にしました。

 (子どものいのちを守る)

 所得制限を設けず、月額1万3000円の子ども手当を創設します。

 高校の実質無償化を開始します。

 国際人権規約における高等教育の段階的な無償化条項についても、教育の格差をなくすための検討を進めます。

 待機児童の解消や幼保一体化による保育サービスの充実、放課後児童対策の拡充など、子どもの成長を担うご家族の負担を、社会全体で分かち合う環境づくりに取り組みます。

 (いのちを守る医療と年金の再生)

 医師養成数を増やし、診療報酬を10年ぶりにプラス改定します。

 誰もが安心して医療を受けられるよう、その配分も大胆に見直し、救急・産科・小児科などの充実を図ります。

 肝炎治療については、助成対象を拡大し、自己負担限度額を引き下げます。

 健康寿命を延ばすとの観点から、統合医療の積極的な推進について検討を進めます。

 年金記録問題に「国家プロジェクト」として取り組みます。

 (働くいのちを守り、人間を孤立させない)

 雇用調整助成金の支給要件を大幅に緩和し、雇用の維持に努力している企業への支援を強化しました。

 雇用保険の対象を抜本的に拡充します。

 派遣労働を抜本的に見直し、登録型派遣や製造業への派遣を原則禁止します。

 生活費支援を含む恒久的な求職者支援制度を平成23(2011)年度に創設すべく準備を進めます。

 すべての人が、孤立することなく、能力を生かし、生きがいや誇りを持って社会に参加できる環境を整えるため、妨げとなっている制度や慣行の是正に取り組みます。

 男女共同参画を推進するとともに、障害者自立支援法の廃止や障害者権利条約の批准などに向けた、改革の基本方針を策定します。

 自殺対策を強化するとともに、救急救命体制を充実させます。

 犯罪が起こりにくい社会をつくり、犯罪捜査の高度化にも取り組んでいきます。



今日はこのぐらいにしておきます。

国会も議論が進んで来ました。

議員さんにも、将来の日本をどうするか、真剣に議論してほしいですね。

頑張れ ニッポン!!!
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