
7時半ごろ、森の中は静かそうで色んな音がする
空はまだ、うっすらと明るさを残す
昨夜は、15人ほどの人たちとムササビ観察に行ってきました。
夜の森をじっと見つめ、あらゆるものに神経を集中します。
森は決して静かではありません。
風が葉っぱを切る音。
木と木がこすれる音。
鳥の鳴き声。
蚊が空気を切る音。
ピシッと私が、それをたたく音。
そしてムササビの鳴き声。
「グウェッ!グウェッ!」と聞きなれない声が、木の上のほうから聞こえてきます。
残念ながら、私は見ることが出来ませんでした(すみませんトイレに行っていました)が、参加者の皆さんは「木に止まっているところ」、「空を飛ぶところ」を確認したそうです。
ところで、何でムササビなのか。
ムササビは環境を観察したり、測定したりするための基準とされています。
それは、
1)話題性がある
2)かわいい
3)高い木があるところに生息する
こんなところでしょうか。
特に3)の意味は、街付近でも森(高い木のある)が続いていれば生息しているそうです。
それは、ムササビは空を飛ぶのではなく、滑空するからです。
高い木に登って、隣の木に滑空するのです。
そしてまたその木の上のほうに上って、次の木に滑空するのです。
その為高い木が沢山なければ生息できないのです。
よって、ムササビが生息する地域は森(大きな木が多いところ)が沢山あるところとなるのです。
今回は「本妙寺」の境内での観察でした。
ここはまさに町の中。
くまもとは、その意味では自然が多いのだと思います。
皆さんも時間があれば観察してみては?
くれぐれも、蚊にはご用心!!!