”人間”  くまもと

今、日本が大きく変わろうとしている! 将来の子供たちに私達は、何を残すのか?私達に何が出来るのか?

2008年06月

ヨーロッパ研修 No36

5/24 17:20(JP 5/24 23:20)

ヘルシンキの空港とお別れ、少し寂しいが、もうすぐ日本
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長くて短い旅だったが、充実した旅行だった。

今回の研修を企業経営、そして同友会運動、さらには日本のために役立てたい。

後ろ髪を引かれる思いで、ヨーロッパを後にした。

皆さんありがとう!

これからもよろしく!!

さようなら!!!

追記

関西行きの飛行機が運行中止。

6名が中国経由に変更。

誰かが「トラベルはトラブル」と言ったが、まさに最後にトラぶった。

これも旅行の思い出。

ドンマイ ミナサン!!!

ヨーロッパ研修 No35

5/24 08:00(JP5/24 14:00)

まだ寒さの残る裏山散策、日本では見れない風景に出会う、クマが本当に出て来そうだ
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少し寒いが、すがすがしい空気、森にはスズラン・ブルーベリ・スギノコ・ナナカマド・シラカバ・アカマツ・カエデ・モミノキ・ボダイジュ、日本でもおなじみの植物が森を覆う。

木々の間から、湖が見える。

鉄分を含んでいるのだろう、少し赤みがかって見える。

私たちの歩いたルートは、冬にはクロスカントリースキーの練習コースになるそうだ。

2時間ほど歩いて、ホテル近くに着いた。

裏山を一周した格好か。

湖に写る木立がすばらしい
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東山魁夷氏が、この地でスケッチをしたと言うが、そんな風景がいたるところにある。

今度は、妻と一緒にゆっくり来たいものだ。

ドンマイ ノリヨシ!!!

ヨーロッパ研修 No34

ヨーロッパ最後の晩餐、その前に予想もしない最後の反省会(一時間半)、この人たちは本当に勉強好き?
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最後の反省会、各人が思いを語る。

短い時間ですべてを語れないが、皆の顔は充実感でいっぱい。

今夜の晩餐は、最高!!!

ヨーロッパ研修 No33

5/23 15:00(JP5/23 21:00)
ハメーンリンナ市、シベリウス生家・ハメ城見学、保養地としては満足度No1
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ハメーンリンナは、森と湖に囲まれた人口約5万人の地方小都市だ。

氷河の名残りらしいが、湖のほとんどがこの地域に集中している。

「ジャン・シベリウス」フィンランドの代表的作曲家、1957年に亡くなったが、彼の生家が今でも残っている。

木造の建物はこの地域の古い時代における代表的建築様式らしい。

ハメ城は13世紀頃に建てられた城で、堀と湖で囲まれている。

1837年から1972年に掛けては刑務所として使用され、現在博物館となっている。

この地域はフィンランドにおける保養地となっている。

週末には、多くの国民がこの地に来て、ゆっくりした時間をすごす。

ドンマイ ニッポン!!!

ヨーロッパ研修 No32

ランチタイムで初めて飲んだビール、講義も終わり、皆ほっと一息
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湖畔のレストランでくつろぐ参加者。

初めて飲む、昼のビールは、うまさも格別。

研修の終わりが近付く事を、少しさびしく感じながらも、ほっとした気分。

ドンマイ 同友会!!!

ヨーロッパ研修 No31

5/23 09:00(JP5/2315:00)

最後の研修、皆も気合が入る
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フィンランド国家教育委員会

講師が技術教育担当者のため、少し偏った話になっているが、説明する。

この国は、政府が大枠を企画し、地方自治体がほとんど教育に関与している。

技術教育に力を入れているようで、いたるところで「ノキア」の名が出る。

この国では、ノキアの力が非常に強いようだ。

予断だが、世界中で「ノキアは日本企業」と思っている人が非常に多いらしい。

「ノキア」と言う発音が日本語に近いことが理由のようだ。

この国の教育は、「人間の内部教育」に力を入れているとのこと。

経済面より社会面を重要視し、各人の能力にあった指導をする。

そのことは、いたる所でも感じたし、それによる成果は非常に大きいと思う。

また教育に対する柔軟性があり、本人の意思を尊重していると感じた。

教育制度では、

1年間(6歳)・・・・・・対応力付ける期間で勉強はしない

9年間(7歳〜15歳)・・基礎的勉強をする

3年間(16歳〜18歳)・専門教育(ここで学問・職業訓練に分かれる)

4年間(19歳〜22歳)・専門教育(ここでは学問・職業訓練・就職に分かれる)

 *就職して再度大学に行く人も多いようだ

この制度は日本を参考にしているようだ。

しかし教育の基本的考えが違う。

この国は世界No1の教育国だ。

この国の教育の特徴をいくつか挙げると

 1)職人教育が進んでいる。

 2)国が費用の多くを負担する。

 3)先生はアドバイザー的立場に徹する。

 4)相対評価より絶対評価を重視する。

 5)社会で生きる対応能力を育てる教育。

こんなことが基本にあるようだ。

これはこの国が、自立できる人間作り、賢い人間作りを本当にやろうとしている証だろう。

この国は教育費に、国家予算の14%を使う、これは2番目に多い予算であるが、1番はもちろん、福祉予算だ。

異常聞くままに書いてみたが、この国は、子供の心教育がしっかり出来ていると思った。

この教育制度がすべて正しいとは思わない。

現実にはこの国も、世界における競争力では問題があると認識している。

しかし良いものが沢山あることは、間違いない。

同じことを何度も書くが、この国の教育制度は勉強する価値がある。

がんばれ ニッポン!!!

ヨーロッパ研修 No30

5/23 07:00(JP5/23 13:00)

路面電車が多い、値段も一律、結構便利
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早朝町を散歩してみた。

この町には、色とりどりの路面電車が走っている。

市民もよく利用するようだ。

環境問題を考えると、路面電車は有効、我々日本ももう少し検討する必要がある。


建造物は、その地域の文化・歴史を物語る
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ベルギーから比べると、凝った建物は少ない。

全体的に新しい建造物が多いように感じる、またロシア調の建物が見受けられる。

この国はスウェーデンやロシアから占領された歴史があり、その名残を感じる。


石畳は常に補修される、古い道は自然石、新しい道は加工石で作られている
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いたるところに石畳の道がある。

女性のハイヒールは大変だろう、また自動車の振動も大きいだろう、しかしスピードが出ない分安全かも。

ベルギーに比べ落ち着いた雰囲気、パトカーのサイレンも聞こえない、安全な国かもしれない。


公園は大小それぞれ結構ある、早朝担当者が掃除に精を出す
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早朝カッパを着た女性が、掃除をしている。

この時期は若葉が輝き、一番良い季節だと思った。

町も結構きれいだ。

住民の生活ぶり、市民の心が見えた気がする。


工事現場も結構見受けられる、若者に人気のある仕事は配管工、給料が高いらしい
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若い青年が鉄筋を組んでいた。

建築現場の作業員もカッパを着ている。

この国の作業服はおしゃれだ。

肉体労働は賃金も高く、若者には人気のようだ。

この辺にも国の考えが現れていると感じた。

我々は、この国をもう少し知るべきだと思った。

この国にはたくさんの、学ぶべきものがある。

がんばれ ニッポン!!!

ヨーロッパ研修 No29

彼らは我々と同等に話が出来る、本気で経営をやっているのだ、こんな国に日本は「負けるはずだ」と感じた!
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5/22 13:00(JP5/22:19:00)

チーム・アカデミーとの交流

このチームは、本大学において起業家を目指す学生である。

今回20人弱の彼ら(彼女のほうが多い)と、我々28人とが混ざって2班に別れ、ディスカッションを行った。

この方法(ディスカッション)は、彼らが授業で行っている方法で、彼らの授業は、この討論と、討論で決定される新規事業計画の実行、そしてその反省である。

まさに我々が取り組む、P・D・C・Aによる経営実践を、彼らは授業で行っている。

彼らは、このシステムで幾つもの事業を立ち上げ経営していく。

彼らの成功事例をひとつ聞かせてもらった。

年代を50歳以上に絞ったディスコ経営である。

企画し、店舗借り入れ、設営、資金調達、宣伝、運営すべてを彼らがやる。

この事業大成功を収めたらしい。

中には失敗することもあるが、「今での失敗は実際の経営での教訓」としっかりした考えを持っている。

我々から、「ウォシュレット」の販売を提案した。

実は今回の研修で、我々には大きな悩みがあった。

おしりの洗浄が出来なくて、痔を再発したものが何人もいる。

日本人は、本当に弱くなった?

話を戻すが、彼らの夢は「この取り組みで出た利益を使い皆で世界一周すること」らしい。

話を聞いていて、真剣に取り組む彼らの姿勢を感じた。

話では、彼らは年間3億円ほど売り上げているらしい。

彼らのスキルがあれば、夢は必ず実現すると確信した。

今回の研修で、教育の本当の意味を感じた。

日本も、教育を本気で考え直す必要があるのでは。

がんばれ ニッポン!!!

ヨーロッパ研修 No28−2

この学生は、日本に1年間留学して学び、フィンランドの企業に知識を提供したらしい!
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この大学は職業専門学校で、日本で言う工業大・商業大に近いようだ。

フィンランドでは、大学と企業との関係を重視し、共に利用し合っている。

この関係は今後さらに進むが、併せて国際的関係にも力を入れているようだ。

現在日本に先生・留学生を送り、日本との関係を深めているようだ。

この大学は近く3校が合併し、メトロポリア大学と名前を変えるようだが、32の学士コース・7の修士コース・学生9500人の巨大校へと変身するようだ。

新大学は、時代に沿った人材育成や、プロフェッショナル作りに力を入れ、ヨーロッパ全体の向上を目指すとのこと。

この大学には、文化関連(メディア・ミュージック・アート)、医療関連、技術関連(自動車・通信)の3主力分野があり、これらが国内はもちろん世界の企業と連携し、実利を上げる取り組みを模索しているようだ。

この中で忘れてはならないのが、学生たちに専門分野だけの勉強をさせるのではなく、経営を学ばせ、起業家を育てることに力を入れている事だ。

また産業界からの要望で、大学の学習内容を、企業側・大学側・学生側の代表が集まり話し合うシステムがあるらしい。

その他には、会社に行きながら大学で勉強するシステムが充実していて、会社員でありながら学生と言う人たちが結構いるらしい。

今回の大学のレクチャは非常に参考になった。

フィンランドでのあらゆるシステムが、実利にあったもの、本質をずれないことに気を付けている事を感じた。

日本では、本質と行動がマッチしていない事柄が、あまりにも多くないだろうか。

中小企業憲章の必要性もこんな所にあるような気がした。

ドンマイ ニッポン!!!

ヨーロッパ研修 No28-1

5/22 9:00(JP15:00)

スタディア応用科学大学でのレクチャー、教育に関する考えが全然違う!
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フィンランドの教育は日本のそれに比べ、基本的考えが違う。

日本で言う「偏差値教育」などは、方針に含まれていないようだ。

よって大学間の優劣もないようだ。

学生は基本的には行きたい大学にいける。

日本と同じで、大学は高校を卒業して入学する。

しかし就職した後、本人が希望すればいつでも大学に入れるようだ。

フィンランドの大学は無料のようだ。

学生は生活費を考えればいい。

それは奨学金と親からの仕送りでまかなう。

仕事をしながら大学にいく制度も、充実しているようだ。

彼らは仕事のスキルアップを大学で学ぶ。

つづく
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